包丁を自分で研磨する

包丁を自分で研磨する


包丁は長く使用していると、刃先がすり減って切れ味が悪くなります。
木でできたまな板を使う場合よりも、プラスチック製のまな板を使っていると特に包丁は切れにくくなります。
包丁が本来持つ切れ味を保つためには、1ヶ月に数回研ぐと良いです。
研ぐ時に厚く研げば切れ味は落ちますが、欠けにくいです。
薄く研げば欠けやすくなりますが、良く切れます。
包丁を研磨する時には砥石を使用します。
まずは砥石全体を20分程水に浸し、砥石に水分を含ませます。
セラミック砥石だと、種類によってこの手順は不要です。
それが終えると水平な場所に濡れたタオルを敷いて石を固定します。
次に包丁の刃の表を下にして、刃先を手前に向けます。
砥石と刃の角度を15度くらいに保ちながら、包丁を研ぎます。
向こう側に滑らせる時に力を入れて、手前に引く時には力を抜きます。
研ぎ続けていると研ぎ汁が出てきますが、これは洗い流しません。
刃返りができるまで研いだら、刃の裏を砥石に当てて2、3回くらい研いで完了です。
目的によって荒研ぎと中研ぎ、仕上げ研ぎの3種類を揃えるのが理想とされます。
研ぐ際には荒研ぎ、中研ぎ、仕上げ研ぎの順番で研ぎます。
通常だと中砥があれば問題が無い時がほとんどですが、さらなる切れ味を期待するのであれば仕上げ砥石で仕上げをします。
砥石には天然砥石と人工砥石があります。
天然砥石は明治初期頃には全国各地で100種類以上の銘柄が産出されました。
しかし鉱山から採り出す作業は危険で過酷な労働で、良質な石が採れる鉱山は減り人工の砥石が大量に出回る事になったので、天然砥石は高価で貴重な物になりました。
人工砥石はその中でも種類があります。
荒砥は目の荒い砥石で、中研ぎの前や大きい刃こぼれがある際に使われます。
中砥は最も家庭で使用される石で、刃が少し欠けたり、切れ味が悪くなったり、錆がでた時等様々な場面で使用されます。
仕上げ砥は中研ぎをした後に仕上げとして使われる他、少し切れ味が落ちた時にも使われます。
セラミック砥石は通常の砥石よりも研磨する能力が高く、素早く研ぐ事が可能です。
慣れた人が使用したり、ステンレス製の物や青紙等の研ぐのが難しい包丁を研ぐ時に向いています。
ダイヤモンド砥石はセラミック砥石よりも研磨力が高い石です。
圧倒的な研磨力と持続力がありますが、その分高価です。
砥石は使っている間に研ぐ面がへこんできます。
なので面直し砥石を使って定期的に平らにする事が必要です。
もしへこんだ状態で使用し続けると、刃に傷がついたり仕上がりにむらができます。

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